文具おやぢ・伊東屋(G.Itoya)のロメオを見てボールペンを考える

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先日、伊東屋の文具ブランドの「ロメオ No.3 ボールペン 太軸」を試し書きして驚愕。
あまりにも滑らかな書き味なのでまるで万年筆と間違えてしまうほどです。




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このボールペン、なぜこんなにすごいのか理由を考えてみました。
思い当たったのはふたつです。
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ひとつはリフィルです。

ご存知のとおり、なめらかな低粘度油性インクは国産メーカーが世界のトップをはしっており、ロメオのリフィルも国産品のOEMだと思っていました。
ジェットストリームとかアクロだろうと...

ところが、調べてみると国産でなくドイツ・シュミットの製品でした。
海外のボールペンメーカーはブランド力で売れしまうせいか、リフィルの改良に熱心ではありません。
唯一シュミットだけが従来品より粘度を40%抑えたイージーフローと呼ばれるリフィルを開発し、これがロメオに採用されているのでした。

イージーフローは初めて触ったのですが、国産品に負けず劣らず滑らかな書き味です。
このリフィルはパーカータイプで、アウロラ、パーカー、デルタ、ファバーカステルなどのボールペンと互換がありますから、リフィルを入れ替え楽しむことができます。

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ふたつめはこのボールペンの重量です。
かなり重く、33gもあります。

  • パイロットのアクロボールが17g
  • ラミー サファリ ボールペンが14g
  • カランダッシュ 849が14g

ですので、一般のボールペンの約2倍あり、実際手に持つとかなり持ち重りがします。

ボールペンは万年筆と異なり、紙の上で「筆圧」をかけることが必要です。
筆圧をかけるには紙から見て垂直方向に力をかける必要があり、さらに字を書くには水平方向にペン先を走らせる必要があります。
ロメオの場合、自重があるため、筆圧をかける必要をあまり感じさせず、字を書くこと、つまり水平方向にペン先を動かすことに集中できるため、書き手に気持ちよさを感じさせるのだと思います。



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結論としてはリフィルの滑らかさと適度な重量が優れた書き味を出しているということになります。
ただ、書き味は書くものの内容によって変わってくるはずなので注意が必要です。
ロメオのような重いボールペンが力を発揮するのは、罫線ノート、レポートパッド、原稿用紙のような紙にリズミカルに文字を埋めていくようなタイプの書き物だと思います。
紙の上でのペンの移動量が比較的少なく、上から下へ左から右へ埋めていくような書き物ではあまり重さを感じることなく滑らかな書き味を楽しむことができるように思います。

反対に、学生の講義のノート、職場の会議の議事録などには向かないように思います。
ペン先の移動量が多く、また、話を聞いては書き込むような動作はペンの重さを意識させてしまうためです。
そういったタイプの書き物では軽量ボールペンを使ったほうがよいでしょう。

* Twitterで更新情報を通知しています。
* この記事は旧ブログの改訂版です(2015年3月初出)



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