5年ほど前からライフログをつけています。ベストセラーになった「人生は一冊のノートにまとめなさい」に影響されています。
■ ライフログとは?
ライフログは1冊のノートに時系列に起こったこと、見たこと、感じたこと、学んだことを記入していくだけなのですごくシンプルでとても他の方が工夫されているような美しいノートではありません。
ただ、ルールがシンプルなだけに長続きしやすいのがメリットです。
飽きっぽい私が5年以上も続いていますから。
自分がそのときに感じたことを克明に記録しているので、読むだけでそのときの自分の感情を再現することができます。
↓ たまったノート・手帳は5年で約50冊。
他にもう一箱あります。
ノートにはシリアル番号をつけて管理しています。以前はマメにシールを作っていたのですが今は手を抜いて手書きです。
ノートの種類は多種多様で続けて同じノートを使うことはほとんどありません。
モレスキンからMDノート、ロールバーンなどいわゆる高級ノートといわれるノートはほぼ全部利用経験があります。
そうした運用をしているのは二つの理由があります。
次に別のノートを使うことがノートにライフログを書くモチベーションのひとつになっています。
今はロールバーンをつかっているけど、次はギルフォードを使ってみようなんて考えています。
もうひとつは、ライフログをつけ始めてから、筆記具と紙の相性や書き味といったものに敏感になりました。
いろんな紙にいろんな筆記具で書いてみたいと考えているので、管理は面倒ですが、ノートのブランドを統一していないのです。
■ ライフログの実際
私のノートは他の方と比べてかなり地味なので恥ずかしいですが、どんな使い方をしているか実際のノートを見てみようと思います。
↓ じゃーん(笑)
すごい地味でしょう(笑)。ポイントは3点だけです。
- 一日の始まりは日付スタンプで(赤い下線)
- 日付の後に余白を設けタイムラインを記載
- タイムラインの後に感じたこと、学んだことなどを記述(四角く囲まれているエリア)
日付スタンプはダイソーで100円でした。スタンプが押されているとメリハリがつきます。
記述はテーマごとに<< >>でタイトルを決めて記載していきます。
この日は英語の勉強で気づいたこと、出張先のラーメン(笑)、電車の車窓から見たことなどなど他人からみたらどうでもよいことを記載していますね(笑)。
■ 何がいいの? コレっ?
こんなことやって何がいいんだー、という声が聞こえてきそうですが、後でライフログを見返すと自分の心の中で珠玉とでも言える文章を見つけることがあります。
↓ これは東日本大震災の日。2011年3月11日のライフログです。
分単位で10数ページにわたり、何を見たか、何をしたのか、どう感じたのかを克明につづっています。
どんなに記憶力が優れていても悲しいかな、人は忘れるものです。
日本人すべてに衝撃を与えたあの出来事さえです。
でも私はこのノートがあるので、10年先、30年先でも自分の孫たち、ひ孫たちにこの日の出来事を語ることができます。
ライフログをつける意義は流れ去る時間の一瞬に感じたことをきっちり捕捉、再現、コミュニケーションできることだと感じています。
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