「はれのひ」で考える・新成人には振袖なんかじゃなく投資口座を

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今年の成人式は振袖販売・レンタル・着付けの「はれのひ」夜逃げ事件一色になっちゃいましたね。この日を楽しみに何年も前から60万円も積み立てたという人もいるくらいなのでヒドイことをしてくれたものです。

ただ、このニュースを見つつ感じたのは、ふたつの違和感です。

まず、成人式にド派手な振袖を着るという習慣は、大金を投じる必要のあるイベントなのかという点です。成人式は戦中に壊滅的打撃を受けた着物業界を救うために仕掛けられた業界イベントに過ぎず伝統の継承という文化的意味合いすらありません。チョコレート業界が仕掛けたバレンタインデーと全く同じです。

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2点目は投じる金額がデカすぎます。一生のうち一度しか着ない振袖にそんなにお金をかけていいの? 私の友人に和装を普段着にしている人がいます。そういう着物にお金を投じるのはお洒落で生活の質を上げているように感じるのですが、ただただ20歳の思い出作りのためだけに大金を投じていいのでしょうか? そんなの人の勝手でしょ、と言われてしまえばそれまでですが。

我が家には20歳の息子がいます。仮に娘だったとしても振袖は着せないでしょう。それだけの金があれば、将来「稼ぐ」力をつけるために投資したいと考えました。

今回の記事の主旨は振袖なんぞに無駄遣いするのは止めて、子供の将来に役に立つものを贈りましょうというのが主旨です。

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子供の将来に役立つ誕生日プレゼントって何?

子供の誕生日には今まで、現金を送ったり、万年筆を送ったり、服を買ってあげたりというごく普通のプレゼントをしました。

20歳になるにあたって、そういったブツを送るのはやめ、将来食べていくに困らないスキルを身に着けていくチャンスを与えたいと感じていました。

誰の人生でもターニングポイントがあると思います。あの時にああしたから今があるのだ、とか、あの時ああしなければよかったのにと思うイベントは誰にでもあるでしょう。

私のターニングポイントのひとつは間違いなく社会人になってしばらくして開いた山一證券の証券口座でした。

親は「真面目に働いて、節約してお金をためなさい」というどこにでもいるタイプで、株のような元本割れするような商品はギャンブル視する傾向がありました。

今、こうして50歳を越えてみると、親の言うように働いて貯めるだけだったら、住宅ローンの早期返済も自動車の現金購入も、子供の私立学校進学も難しかったでしょう。もちろん今みたいに飲み代も払えない(笑)...

これらの資金を給与でなく投資益から得たことで余裕を持った暮らしを送ることができました。

大学や前職の同僚と飲むことがあります。そのとき、定期預金金利はどこの銀行がいいか?とか将来の年金が話題になることがあります。彼らの懐具合を知る由もありませんが、老後に定期預金や年金に依存する生活が待ち構えているとすると、ひょっとしたら適切なフィナンシャルリテラシーを身につける機会がなかったのかもしれないと他人事ながら心配になったりします。

金融リスクをコントロールするフィナンシャルリテラシーは学校でも職場でも教えてくれません。リテラシーがないとリスクをただ怖がるだけで資産を銀行口座に死蔵してしまい、お金を増やす機会を失ってしまうのです。リテラシーは自分で失敗しながら学ぶしかありませんし、スポーツや語学と同じで若いうちから経験すればよりスキルが磨かれ、自分なりのポートフォリオを運用することができるようになります。

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実際に提供したものは?

現金とネット銀行口座、ネット証券口座、ソーシャルレンディング口座、仮想通貨取引所の4つです。口座に関しては親が代行して開くことはできないので、実際には本人が手続するのをフォローしてあげたということになります。

これらの口座の選択基準は手数料が安く、トークンによる多要素認証ができるところにしました。スマホアプリでも多要素認証は可能ですが、活動的な大学生ですから、失くす、壊すリスクもあり、トークン形式にしました。ソーシャルレンディングは最大手のmaneo一社にしました。maneoは市場の半分を握っており、多数の案件があるからです。

この4つなのですが、選んだのには理由があります。銀行口座は証券、SL、仮想通貨取引所のハブとして利用します。

そして、ソーシャルレンディング<証券口座<仮想通貨取引所の順でリターン&リスクが大きくなっていきます。この3つの口座で提供される商品を組み合わせて自前のポートフォリオをつくるのがベストですが、それだけの金額はないので実際にはどれか一つの商品に全額突っ込むことになるでしょう。当然リスクは高いですが、それでもいいのです。

正直な話、「失う」経験をすることが今回のプレゼントの目的です。失えば次にどうすれば失敗しなくなるのか考えるきっかけになります。20代の失敗は将来のリターンを大きくする糧になります。

ルール

口座を開き、現金を渡すときに3つのルールを息子に言い渡しました。

① 現金は大学卒業までおろしてはいけない

② 現金は銀行口座に放置してはいけない

③ 信用取引、FXはやってはいけない

①については単なるプレゼントではなく、教育資金の一種という考え方です。自分で運用して増やした(失くした)お金は卒業後には自由に使えます。

②は最もやってはいけないことです。リスクコントロールとフィナンシャルリテラシー醸成が目的なのでプレゼントした意味が全くなくなります。私が息子にやってほしいことはリスク商品に投資して金を失くす経験をしてほしいということです。なくしたとしてもわずかな金です。その金額よりも失くして次にどうするかを考える機会を得ることがもっとも大切です。

③については、まずは資金のリングフェンスを前提にしてほしいという私の思いがあるからです。信用取引では損失が本人の想定を超えて広がることがあり、生活資金に悪影響を及ぼす可能性があるからです。これらは社会人として独立した後、自己責任でやるやらないの判断をしてくれればいいと思います。

それで結果は?

聞いてません(笑)。

もしかしたら現金をおろして無駄遣いしているかもしれませんし、仮想通貨で儲けているかもしれません。

でも、もう二十歳です。今回のプレゼントをチャンスと考えるか、「いつもより多いお小遣い」と考えるかは本人の器次第です。

もうそこへ立ち入ろうとは思っていません。

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