写真はプリントしてフォト・ポートフォリオを作ってみよう!

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今年の写真生活の目標は”写真展をやる”ということだったのですが、それはちゃんと達成したので、来年をどうしようか考えています。

まだまとまってはいないのですが、”ちゃんと作品を作る”ということにしようと思います。

作品 = 写真展展示 or ポートフォリオ

です。

写真展展示は経験したので、ポートフォリオ作成が主体となります。
ポートフォリオはテーマごとに複数の写真をブック形式にとりまとめた自家製写真集みたいなもので、プロはそれを使って売り込みのプレゼンテーションをしたり、写真学生はそれを先生にみてもらったりします。

ポートフォリオの出来がよければ、それをそのまま引き延ばして写真展をするということも考えられますから、一種のミニ写真展ということもできます。

写真展をやったと言ってもグループ展なので、お客さんに見てもらえる写真点数は限られます。
ところがギャラリーの真ん中や端っこの休憩スペースにポートフォリオを置いておくと、ちゃんと見てもらえ、感想をいただけたりできるので、ポートフォリオを作っておくといいことが多いのです。

いろんな写真展をまわり展示写真やポートフォリオを見ていると、作り方のポイントが少しずつわかってきました。

この記事ではそのあたりをメモしておこうと思います。

まず、展示写真とポートフォリオ作成の方針の違いなのですが、

  • 展示写真:その写真が最も生きるサイズ、額装にする「写真主体アプローチ」
  • ポートフォリオ:見る人が見やすい大きさ、バインダーを選択する「見る人主体アプローチ」

写真展で、机もないのに巨大なポートフォリオバインダーが置いてあり、どうやって見ればわからないようなことが度々ありました。

見る人のことをあまり考えてないように感じたので、「見る人主体アプローチ」を考えたのです。

見る人の姿勢によって4つのパターンを考えました。

■ 立ち見ポートフォリオ

これはポートフォリオを机上に置き、立ってみるタイプのものです。
写真と目との間に距離がありますから、サイズは大きめでA3以上になるものが多いようです。

写真新世紀展に行った時、ほとんどのポートフォリオがA3以上でした。
これは大きい写真で自分をアピールしたいということもありますが、おそらく審査員は複数の机を並べて、その上に応募者のポートフォリオを置き、歩き回りながら採点をすすめることを想定しているのだと思います。

ただ、このポートフォリオを作るには、コストが高いですし、重量もかなりのもになりますし、普通の書棚にいれるのも難しいので、あくまでココイチの時に作成するものだと思います。

■ 座り見ポートフォリオ

これはポートフォリオを机上に置き、座ってみるタイプのものです。
立ち見と比べて写真と目の距離が近いですから、あまり大きいと一枚の写真全体を見渡せず、見づらくなります。A4、四つ切くらいが一番いいと思います。

さて、バインダーですが、ボクは2種類使っています。

ひとつはコスモスインターナショナルなどが扱っているプロ向けバインダーで、たいてい外装は布製の黒(白もあり)、中は別売りされたポリプロエチレン製のリフィルを入れます。

リフィルは一般向けのポケットアルバムに使われている素材より透明度が非常に高く、硬度も高いので、折れたり乱反射が少なく、写真が本当にきれいに見えます。

縮小-WP_20150822_13_08_18_Pro

ギャラリストに写真を見てもらっている学生のバインダーを見るとたいてい、この種のモノを使っており、プロの定番製品だと思います。

ただし、3つの欠点があります。

ひとつは価格が非常に高いことです。特にリフィルがびっくりするほど高いのです。はっきりとは覚えていませんが、高透明度型5枚で1000円を超えているはずです。

ふたつめは、あくまでプロ向けの製品なので一般のカメラ店や量販店では入手困難なことです。
ボクはヨドバシの新宿や吉祥寺で購入していますが、他の量販店では見たことがありません。

3つめは、縦横両用のバインダーがないことです。A4タイプですと、縦か横、どちらかを選択しなければなりません。
A4縦横が入るものを探したのですが、大四つ切サイズのバインダー以上でないと入らず、サイズが大きい分だけコストが跳ね上がるので、あきらめました。
全体枚数のうち縦が多ければ縦型を、横が多ければ横型を選ぶようにしています。

今まで記述したのはプロ用バインダーですが、比較的安価で入手しやすい製品もあります。
アルバムのナカバヤシが出した高透明型ポケットファイルです。
外装は黒・銀選択できます。ボクは銀を使っていますが、↓の写真のようにしっかりと気品のある作りで、どこへ出しても恥ずかしくないモノです。
ポケットの透明度も高く、写真が美しく見えます。
ただし、透明ポケットは背表紙に圧着してあるため、増やすことはできません。最大20枚までという制限があります。
価格が普通のポケット式ファイルより何割か高いくらいで、しかもかっこいいので、お勧めです。

縮小-WP_20150822_13_10_44_Pro

■ 膝のせポートフォリオ

ギャラリー内に丸椅子だけでテーブルがないなんてことはよくあります。

そんな時は腰かけて膝の上にポートフォリオを置きながらみるので、A4では少し大きすぎます。
特にA4横なんかは大柄なボクでさえ膝にのせて見るのはバランスが悪くて難儀します。
2Lや六つ切りのプロ用バインダーもあるにはあるのですが、前述のように縦横両用タイプがない、高価であるという点からボクは、量販店でよく見かけるミニフリーアルバムと呼ばれるものを使っています。

縮小-WP_20150822_13_13_18_Pro

これは台紙式で写真を一枚一枚台紙に圧着させるため、一度写真を貼りつけるとはがせないという欠点がありますが、それを補ってあまりある良い点があります。

ひとつは安価でどこでも入手できることです。逆に売っていないところを見つける方が困難です。

ふたつめは↓の写真のように2Lサイズであれば、縦横両用できる点です。

縮小-WP_20150822_13_13_58_Pro

縮小-WP_20150822_13_14_13_Pro

3つめは写真の保存性が非常に高いことです。当たり前と言えば当たり前で、シールで外気、湿気、光から遮断されているので色あせなどのトラブルが少ないのです。
先日、一昔前のフォトプリンターでプリントした写真を壁に貼りつけておいたら、あっという間に色あせしてしまったことを記事にしました。
ところが同じ時期に台紙式アルバムに挟んでおいたものは全く変化がありませんでした。
台紙式アルバムは昔からありますが、先人の知恵ってすごいもんだな、と感じました。

4つめはデザイン性と可搬性に優れるという点です。
ギャラリーで見学者の動きを見ていると、男性より女性のほうが熱心に見てくれるケースが多いです。
ですので、女性にアピールする色、女性が持ちやすい大きさは重要だと思います。

■ 寝転びポートフォリオ

これは完全に自分だけが写真を見て楽しむためのポートフォリオです。
自宅で気軽に寝転びながらでも見れるようなサイズという意味です。

プリントしたLサイズの写真をDPE店の袋の中に入れたままにしたり、フォトストッカーにいれっぱなしにしてしまうことはよくあることです。

そうしてしまうと、見返すのが億劫になります。

なので、ボクはLサイズ写真が縦横両用できる市販のアルバムに整理するようにしています。
きれいなアルバムに入れ、書棚に入れておくと、ことあるごとに取り出してみたくなるものです。

縮小-WP_20150822_13_14_46_Pro

縮小-WP_20150822_13_15_10_Pro

注意点としては、1ページにあまり多くの写真を詰め込まないことで、詰め込みすぎると、ポートフォリオでなく、単なる普通のアルバムになってしまいます(笑)

あくまで見学者に見せるためのポートフォリオのミニチュア版という位置づけで編集するといいと思います。

* Twitterで更新情報を通知しています。

* この記事は旧ブログからの転載です。初出:2009年12月14日

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「写真はプリントしてフォト・ポートフォリオを作ってみよう!」への1件のフィードバック

  1. 単なるアルバムなポートフォリオ見たことあります。
    笑っちゃいました。
    人の作品集は参考になりますね。
    これやったらカッコ悪いとか悪い意味で。

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