今日も神代植物公園のバラフェスタで撮ってきました。秋のバラフェスタが始まって二回目ですけれど、先週と比べるとさらに花が多くなって今は五分咲きといったところです。春バラと違って一斉にいろんな品種が咲き誇る感じではなく、いろんな品種が順々に咲いていくので長い期間楽しめます。
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今回はバラ撮影する際の注意点として露出補正を整理してみます。
バラ撮影時に露出補正する目的は次のふたつです。
- バラの花は彩度が高いため標準露出で撮ると色飽和したり色転びしてしまい、きれいな色が出ない
- バラの花を印象的に表現するため
まず最初の点からいってみましょう。
↓ 標準露出で撮ったこの写真ですが、本来オレンジ色のはずなのに白っぽくなってしまっています。手前の花は特にそうなっています。また、この記事の現像はすべてベルビアです。
↓ 同じバラを-2/3で撮るとオレンジが正しく出てきます。マイナス補正する分、暗くはなりますが、それが気になるならレタッチしたほうがいいでしょう。私はこれで十分だと思いますが。
このように-2/3から-1にすることで正しい色表現ができるようになります。
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次により印象的な表現にするために露出補正を使った例をあげてみます。
↓ これも標準露出で撮影。色は正しく出ていますが、なんか今ひとつ...
次はもっと顕著に効果があらわれる例にあげましょう。
↓ ファンファーレという華やかな品種です。標準露出で撮っています。
↓ こちらは-2/3にしていますが、もう一歩いけそうな感じです。
↓ 私はたいてい-2/3くらいに補正をとどめておきますが、今回は-1まで補正してみました。花弁の端のほうまで色がのっているのがわかりますね
次回はバラ撮影で大口径レンズのボケを生かすことをテーマにします。
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