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昨年のX-T10発売と同時に購入したXF 23mm F1.4 以来初めてのおニューレンズです。

もともと神レンズと言われたXF 35mm F1.4 を買おうと思っていたのですが、昨年11月にF2が出たのでこちらを買いました。

富士フイルムのレンズ・ラインナップは面白くて、焦点距離が同じにもかかわらず微妙にスペックが違うのがあります。35㎜もそうですが、56㎜ではF1.2 RとF1.2 R APDというこれまた微妙な2モデルがあります。F1.2 Rは驚くほど高く、APDはさらに目の玉が飛び出るほど高いのです(笑)。縮小-WP_20160327_17_19_15_Pro

この記事ではなぜF2を選択したかを記載しておきます。もし、どちらを買おうか迷っている方がいらしたらお役にたてるかもしれません。

 

XF35mm F1.4にすべきか、XF35mm F2にすべきか

結構悩みましたので、いつもの量販店に行き、店員さんの話を聞きながら決めました。着ている服を見るとメーカーから出向している方らしいですのが、熱いです(笑)。昨年ボディを買う時もそうだったのですが、富士フイルムの方は本当に自社の製品が好きな人が多いのです。買う方としてはとても好感が持てます。

開放時のボケ具合

これは言うまでもありませんね。F1.4のほうがボケは大きいです。でもF2は円形9枚絞りなので7枚のF1.4よりきれいかもしれないと思いました。まぁ、理屈上そうだろうということだけなのですが...

AFスピードの速さ

F2のほうがインナーフォーカス方式・ステッピングモータ搭載でずっと速いと聞いていました。店員さんに聞くと慣れた手つきでレンズを入れ替えて、合焦するまでのスピードをデモしてくれました。
バックのLCDを見ながら被写体に合焦マークが出るまでの時間を見たわけですが、F2の方はシュ!っという感じ。実際には音はしません(笑)。
で、F1.4のほうはだらだらに遅いというわけでなく、ジ、ジっという感じです。こちらはレンズが繰り出される音がします。体感的には「ジ」一個分だけF2より遅いくらいでほとんど気にならないんじゃないかなぁ。

言われているほど差はないです。

発売日

メーカーのカタログにそのレンズが掲載されている限り発売日にこだわる人はいないと思いますが、私の場合、かなりこだわります。F1.4は2012年4月発売、F2は2015年11年発売でF1.4の方は4年近く前のモデルということで、店員さんにこのことを聞いたときにかなりF2に傾きました(もちろんF2の方が新しくしかも価格が安いというのもそうなった要因の一つです)。
というのも過去こういうことがあったからです。

以前、ある互換レンズ(富士のシステムではありません)を購入し使っていました。ボディの方は新モデルが出るたびに買い替えていましたが、そのレンズを使っているうちに、ファインダー上にエラー表示が出るようになりました。ボディが新しくなればなるほどその頻度が高くなりました。正確な再現条件がわからなかったので、修理することもできなかったのですが、およそ次のような理屈でだんだんと古いレンズがボディの進歩についていけなくなったのだと理解しました。

ボディとレンズは何らかの電子的な会話をしているはずです。例えば、撮影者がシャッターを半押ししたとき、ボディはレンズに「今の絞りはいくつ?」。 レンズはその問い合わせに「今はF4.0」とかレスポンスを返すのです。
その会話は開発者によってプログラムされているのですが、たとえば、ボディがレンズに絞りを問い合わせたとき、そのレスポンスがボディのCPU1サイクル後に返答があることを前提にプログラムされているとします。レンズもボディからの問い合わせがあってから1サイクル後に返答するよう作られています。
この前提でボディとレンズは何の問題もなく動きます。ここでは話を分かりやすくするために1サイクルを1秒としておきましょう。

ところが、技術は日進月歩です。
ボディのCPUは新しいモデルが出るたびに処理スピードが速くなります。以前のモデルでは1サイクル1秒かかった処理が新モデルでは0.5秒で完了するとしましょう。
そして前述のレンズを装着したとき、ボディは異常を感知してエラーを出すのです。お分かりのようにボディは1サイクル0.5秒で動いているのにレンズは相変わらず1サイクル1秒後にレスを返せばいいと考えています。ボディは問い合わせしてから1サイクル経ったにも関わらずレスがないため、このような結果になるわけです。

もちろん私はカメラのエンジニアでないので内部でこのような現象が発生していると断言できないですし、F1.4は純正の現役レンズですから当分トラブルはおきないでしょう。でも、一つの機材をできるだけ長く使いたいので、私は特にデジタル機器はなるべく新しいものを使うようにしています。

なんてったってスタイル?!

いろいろ理屈を並べていますが、F2にした決定的な理由というのはF1.4にはないシルバーモデルがあり、それが私のX-T10シルバーとベストマッチするからなのでした(笑)

「なんだかんだってX-T10とF2のシルバーってかっこいんだよね」

と店員さんに言うと、

「実のところ、富士のレンズで一番問い合わせが多いのがF2のシルバーなんですよ」

ということで、実際、X-T10シルバーとXF35mmF2シルバーのセットモデルまで販売していました。

実際に撮ってみると

こんな感じでした。

↓ F8に絞るとこんな感じ。1/240  ISO200 Provia
縮小-DSCF8052

↓ F2  1/640 ISO200 Provia
縮小-DSCF8055

↓ F2 1/110 ISO200 Provia
縮小-DSCF8074

↓ F3.6 1/450 ISO200 Provia
縮小-DSCF8060

いかがでしょうか? このレンズ。写りはもちろんスタイリングもかっこいいので街歩きレンズとしていつもカメラにつけています♪

 

XF 35mm F2の作例はココのタグをご覧ください。
最近の作例は↓のバラ園での撮影になります。

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