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西川口の第三弾です。

ストリートスナップが好きなので、最近のTVや写真の顔隠しには抵抗をおぼえます。
報道やTV番組、写真に撮影者の目的がどこにあろうが、最も中核になる価値は時代の記録です。
後世の人が顔を隠した映像、画像を見たときにどんな気持ちになるのでしょうか?
私たちは終戦直後の子供たちの明るい表情の写真を見て平和の訪れを感じ、昭和のバブルに踊る人たちの表情を見て欲望に満ちた時代性を感じることができます。後世の人たちはこの平成の世の中の人々がどんな表情をして生活していたのか知ることはできなくなります。

以前、西武線のある駅が開業100周年とかで、開業当時から今に至る変遷を写した写真を展示していました。その写真の顔が塗りつぶされていたのには驚くと同時に事なかれ主義ここに至れりと思いあきれてしまいました。その写真に写っている人たちはほぼ生きていません。生きていたとしても写真とは全然異なる風貌をしているでしょう。

とはいえ、西川口のような歓楽街の写真では気を遣います。私だって公園で遊んでいるところならまだしも、もし、ここで遊んでいるところを撮られたらイヤですから。


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2 thoughts on “富士フイルムX-T10/XF 35㎜ F2で西川口を歩く (3/6)

  1. はじめまして。従来のブログからちょくちょく拝見しておりました。
    コメントは恥ずかしいので控えておりましたが、今回の記事には思うことありましてコメントさせていただきました。
    人の写っていない写真、これは記録的には価値が半減すると思いますね。
    過去の土門拳、木村伊兵衛を持ち出すまでもなく表情のないスナップは当時の文化、風情、空気さえも感じなくなります。
    仕事でわが町の主宰する歴史写真館に関わることがあるのですが、昔の写真を展示する場合はOKなのに個々最近のは市民の顔が写っているものを役所が嫌います。説得して、万が一のことがあれば差し替えるということで承諾頂きましたが、世知辛い。
    肖像権はその写真が公開され、個人の権利が侵されたと判断された場合に生じることなので、訴えがあっても問題なしと判断されれば心配はないと思います。
    個人を直接攻撃するような悪意のあるものではない限り、街の風景に人がいることは点景とみなされ、問題はないと思うのです。
    色々日々悩みますね。
    またおじゃまします。

    1. コメントありがとうございます!
      肖像権に関しては写っている人よりも全く関係ない人が騒ぐのが腹立たしいのです。あくまで撮影者と被写体の関係性の問題なのに。いったい何様なんでしょうね。
      撮影者の表現の自由という権利はどこにあるのだろうか、と思ってしまいます。
      おっしゃるとおりあからさまに被写体のプライバシーを侵害しているようなものならともかく、通常のストリートスナップまで規制してしまうのは行き過ぎだと感じています。

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