今回の撮影のちょっとした冒険はレンズの選択です。
古い町並みの撮影には35㎜換算で28-30㎜程度のレンズが最適だと考えています。写真は50㎜にはじまり50㎜に終わると言われますが、それは広くてバックがとれる海外の話であって狭い路地ばかりの日本で街撮りをするんなら28㎜が最適というのが私の意見です。
でも最近、考えが変わってきました。確かにバックがとれない状況で建物などの全景を撮るには広角のほうがいいのですが、そもそも全景を撮る必要あるんだっけ?と根本的な部分で疑問が生じてきたのです。
全景はあったほうがいいけれど、撮れないんだったら部分を切り取ればいいじゃない、ということになります。
それで今回の撮影では数枚を除いてほとんどを35㎜(35㎜換算で50㎜相当)で撮影しました。結果としてはなんの問題もありませんでした。
35㎜一本勝負で軽快に街中を歩き回って撮影していくスタイルもいいかもしれませんね!
↓つぶれたパン屋さん。撮影しているとおっちゃんから声をかけられました。すわトラブル?とあせったのですが、そうではなくおっちゃんはこのパン屋さんの元店主で、日本を代表する製パン会社の創業者が終戦後復員してパン作りを学んだ由緒あるお店ということでした。
自慢する前にそんなお店をつぶしちゃっていいの?と突っ込みをいれたくなりました。
↓すでに3枚目の料亭玉川の写真。やっぱり変だよなぁ。この景観の組み合わせ...