





前回ご紹介したSilkypix Developer Studio はライセンスを持っていないと利用できませんが、今回のRAW現像ツール、RAW FILE CONVERTERはX-T10を購入した人はダウンロードして利用することができます。
さっそくダウンロードしてインストールしてみました。新しいソフトを使うときはなんとなくワクワクします(笑)。
ところがインストールして立ち上げてみると、このソフトの正式名称がRAW FILE CONVERTER EX2.0 powered by SILKYPIXとあるようにSilkypixそっくりのインターフェース。
どうやら、富士フイルムのRAW現像に特化したSilkypixの機能限定版のようです。
↓ Silkypix のインターフェース
↓RAW FILE CONVERTERのインターフェース。そっくりですね。
そしてX-T10で提供しているフィルム・エミュレーションがこのソフトの現像で対応できるようになっています。
ひとつのRAWファイルを異なるエミュレーションで現像してみます。
レンズは例によってXF 23mm F1.4R。
f/2, SS1/60, ISO320
↓ まずは標準になっているPROVIA。可もなく不可もなく。
↓ Velvia。赤がこてこて。すごいですね。
↓ Astia
↓ クラシッククローム。このトーン、レトロでいいですわ。被写体とマッチしていますね。
↓PRO Neg.Hi。屋外ポートレート用
↓PRO Neg.Std。スタジオ・ポートレート用
↓ モノクローム・ノンフィルター
↓ モノクローム・Yeフィルター
↓ モノクローム・Rフィルター
↓ モノクローム・Gフィルター
↓ セピア
今日一日だけX-T10のRAWをいじって感じたのですが、どのエミュレーションもよく作り込まれていて被写体にに合わせて長く使っていけそうだと思いました。
一時、どのカメラメーカーもたくさんのエフェクトを搭載し、それが売りになっていました。
新奇なエフェクトは最初は面白いのですが、尖がった分だけ、見たり使ったりするうちに飽きてしまうものが多いのです。
ところが富士フイルムのエミュレーションはそれらと方向性が全然違う点が面白いと思いました。
後は私のウデ次第かな(笑)。
* Twitterで更新情報を通知しています。





