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「定年まで待つな!」に続き定年本のベストセラー「定年バカ」を読みました。この本の感想を書く前に、いくつかの定年本を読んでいるうちに定年本の読み方のコツがわかってきましたのでまずはそれをメモします。

定年をテーマにした単行本、Kindle、雑誌等がたくさん出版されていますが、読む前に次の観点を確認すると理解が深まります。

  • その本はどの定年パターンを描いているのか?
  • 書いている人は定年を経験しているのか?

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 二つの定年パターン

定年後の生活を考えると、まさに「人による」わけで無数の生活パターンがあります。あえて二つにわけると

  • 定年後労働モデル
  • 定年後完全リタイアモデル

があります。

名前のとおり前者は定年後も嘱託、再就職、独立自営等で働き続けるモデルで、後者は労働からリタイアし趣味や家庭生活にフォーカスを置くライフモデルです。
自分は完全リタイアしたいのに、「定年後労働モデル」について書いた本を読んでも無意味です。

先日紹介した成毛氏の「定年まで待つな!」は「定年後労働モデル」について記述した良書です。

定年本を手にしたとき、まずどちらについて記載しているのかを確認するのが重要です。

著者の定年経験有無

著者が実際に定年を経験しているのか、そうでないかは結構重要です。

野球を解説した本やスポーツ新聞記事なら野球を経験した人や、長年解説に携わった人たちが執筆するのが普通です。

しかし、定年本の著者を見ると定年を経験していない人が書いていることが多いのです。特に雑誌の定年特集なんかは出版社の社員が書いているので100%定年未経験者が執筆しているはずです。

正直なところ、私自身は経験のない人が頭の中だけで考えたことは信用しませんね。

なので記載内容を鵜呑みにする必要はありません。

また、実際に著者が定年をしていたとしても、そのモデルは「定年後労働モデル」であることがほとんどです。
この場合、その人が定年していても「定年後完全リタイアモデル」を語ることができません。

野球を経験しているといっても、キャッチャーをやっていたひとがピッチャーを語れないのと同じです。

「定年バカ」は何が言いたい?

「定年バカ」は「定年後完全リタイアモデル」の経験者が定年を語る数少ない良書ということができます。

「定年後完全リタイアモデル」を実践している人を取材した情報はあっても、実践しているその人自身が書いているケースはあまりありません。引退した人たちが自分たちの生活を積極的に本などにして開示するわけがないからです。

「定年バカ」の著者勢古氏はおそらく私の知る限り「定年後完全リタイアモデル」を経験し出版しているほぼ唯一の作家だと思われます。

「定年後完全リタイアモデル」に関する情報が少ないため、雑誌や書籍は、組織から離れこれから定年していく人たちに対してあいまいなライフモデルを提示し、結果としてミスリードしています。

  • 定年後は生きがいを持つ必要がある
  • 定年後も健康第一
  • 定年後も社会とつながろうetc…

上記のような押しつけがましいライフモデルに対して、生きがいバカ、健康バカ、社交バカなどと牽制しつつ、千人いれば千人の生き方があり、ステレオタイプでなく、その人にとって意味のある老後が送れればいいのだと主張しているのです。

定年後の生活、特に「定年後完全リタイアモデル」については情報が少ないのといい加減なライフモデルが流布されているので不安になりがちです。でも「定年バカ」を読むと自分が好きなように生きていけばいいのだと当たり前のことを再認識させてくれます。

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