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学生時代はシャープペンばかり使っていましたが、社会人になってからはほとんどボールペン。

おやぢになってからは万年筆にハマったりなんかしてシャープペンとは縁遠くなっていました。

とはいいつつも資格試験なんかでどうしても必要になる場合があり、細々と使ってたりしました。

今回は文具おやぢのシャープペン遍歴と巷(というかAmazon)にあふれるぺんてる製伝説のシャーペン「スマッシュ」はどうなんだ?というテーマで記事を書こうと思います。

現在の文具おやぢのシャーペン・ラインナップ。
もう一本、この写真には出ていないオレンズを持っているのですが、ほとんど使わなくなりました(後述)。

↓ まずは、プラチナ万年筆の「プレスマン」。
長く使っていたのでロゴは剥げてしまい残ってません。

その名の通り、新聞記者向けのシャーペンなんですが、私はTOEIC試験用に買いました。
これは定価200円前後の安い品物なのですが、値段以上に使いやすい。新聞記者の殴り書きメモに耐えられるようにかどうか知りませんが、芯がまず折れない。

それもそのはず。芯はぶっとい0.9mmなんです。しかも、プレスマン用に用意された別売りの芯は芯長がなんと10cm(通常は6cm)。それに2Bなので低い圧で濃く書けます。

すなわち、芯切れがない、折れない、見やすいということで書きたい時に書け、見たいときに書いたメモを見れるシャープペンシルなんです。さすがダテに厳しい報道現場で40年近く鍛えられてきたわけではありません。

TOEICの時も、プレスマンに絶大な信頼を置いていたので試験に集中できました。

↓ 今はダイソーの100円ブロックメモとともに机の特等席に陣取りおやぢの書きたい欲求を即座にかなえる体制をとっております♪

さて、次はぺんてるのグラフギア1000です。
プレスマンでシャープペンは0.9mmであるべしという妄想にかられたわたしはもうちょっと「高い」やつが欲しくなりました。そこで選んだのはぺんてるが世界に誇る製図用シャープペン「グラフギア」。

これは素晴らしいシャープペンなんですが、結論から言うと失敗しました。ほとんど使わなくなりました(汗)。

まず、このシャーペンの面白いところから。

↓ 待機中(書かない時)のペン先はこんな感じ

↓ 同じくクリップはこんな感じ

↓ ペンのおしりのボタンを押すと、クリップが跳ね上がり...

↓ ペン先にガイドが出現します。

つまり、芯をカバーする金属パイプ(ガイド)が曲がったりしないように保護しているのです。なんと素晴らしー。こうやって正確な製図ができるようにしているわけです。しかもクリップのメカニカルな動きも信頼性が高い。

が、あんまり使わなくなりました。

重い...
それに独特の金属光沢が冷たい...

製図にはいいのでしょうが、趣味で使うにはなんだか重すぎる(実際の重量だけでなく、持った時のココロに生じる重さ)のです。もっと言えば楽しくない...

使わなくなったのはそういうわけなんです。

さて3番目!

わたしのお気に入りでぺんてるが2016年11月に限定販売したP200 for BOYS & GIRLSというモデルです。
残念ながら現在はほとんど手に入りません。

学生向きのカラーリングで、ネイビー、セレニティブルー、オフホワイト、ベビーピンク、コーラルピンクの5種類が用意されていました。

色が可愛くて私は「コーレルピンク」に惚れてしまいました(笑)。おやぢ流に言えば「紅鮭色」です(笑)。

値段も安いので当時の文具マニアのブログを見ると5色全部そろえた人も少なくありませんでした。

このシャープペン、色だけでなく持ちやすい形状をしています。写真でははっきり見えないと思いますが、指がかかるところにリング状の溝がほっており、滑らなくなっています。またペンの中央部が微妙に盛り上がっておりこれも手のひらのホールド感向上に貢献しています。

このペンは、見るとテンションがあがるんですよね~。先日紹介したロディアのラウンドジップケースに常備しています。

次はもう一つ失敗しちゃったシャーペンです。最近、折れないシャーペンとして売れまくっているぺんてるの「オレンズ ネロ」の廉価版「オレンズ」です。

わたしが買ったのは0.3mmモデルです。
芯を保護するガイド、つまり金属製の細いパイプが芯を露出させない仕組みになっていて、原理的に芯が折れないようになっています。ガイドが紙面に接するとほんのわずか本体側にガイドがひっこみその分だけ芯が接して書けるようになるのです。

確かに0.3mmという細芯が折れない

書き味が悪いんです。標準添付の芯(HB)のせいかもしれないのですが、ガイドの先端が紙面に触れているため、どうしても書き味が堅くなるみたい。
気にならない人はいいのでしょうが、わたしはそこが気になり次第に使わなくなってしまいました。

んで、最後はぺんてるの誇る大ベストセラー、その名も

スマッシュ!

このシャーペン、amazonのレビューを見ると驚きの1500超え、しかもほとんどのコメントが激賞しまくり。

たかが、シャーペンですよ。

いくらモノがいいとはいえ、そこまで熱心なファンがいるのが信じられません。
その上、一時品薄でロフトや伊東屋にも置いてありませんでした。
たまに入荷するとシャープペンの売り棚でスマッシュのところだけモノが置いておらず、「ご希望の方はレジまでお越しください」なんて札が貼ってあります。
万引きしてネットとかに流す馬鹿がいるんで、そうやって隠しておいていたのでしょう。

私も長い間、「おやぢ」をやってきたのでそーいう「アオリ」には乗らずどちらかと言えばスマッシュブームを冷たーい目で見ておりました。

たかがシャープペンですからね。

ある日、渋谷の伊東屋をぶらぶらしていたら、シャープペンの棚に普通に陳列してされていたので、ほー、やっと生産がまにあっってきたんだ、と思い購入。

んで、実際に使ってみると、

いーわ、コレ

って感じです。素直に書きやすい。

書きやすさの秘密は4つあります。

↓ まず、スマッシュの先端部分ですが、

口金(先端部分の三角錐)とボディが一体成型されており、書いていてもぐらつきが全然ありません。そして人差し指と中指に当たる部分に植えてあるゴムの滑り止め。これが指のホールド感を完ぺきにしています。

ここまでが二つの秘密で、3つ目は絶妙な重さです。
プレスマンやP200のような羽みたいな軽さでなく、かと言ってグラフギアみたに重くない。ちょうどいい重さなんです。

シャーペンに限らず書き味に与えるペンの重さって重要で、軽すぎると紙面に力を入れて書いてしまうので疲れます。
かといって重すぎるとペン先を紙面に走らせるのに力が必要なため疲れるのです。
このあたり、スマッシュは絶妙な重量だと思います。

さて、最後の4つめの秘密なんですけど、デザインじゃないかと考えています。
先に述べたように性能、機能的に抜群の設計がされていますが、デザインはいたって普通。グラフギアのような「どうだっ!」感はない。

思いついたときに、何も考えることなく手に取ってスマッシュを気にすることなく、自分の思考を紙面に落とせる。思考をじゃましないナチュラルさがもう一つの人気の秘密だと思ってます。

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