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日本一のロボアドバイザー業者ウェルスナビのCEO柴山氏の投資入門書です。

よくある宣伝本なのかな、と思って読み始めたのですが、ロボアドバイザーの宣伝っぽいことが書かれているのは後半5章以降で、前半・中盤は長期・積み立て・分散を柱にすえた投資理論を易しく書いたまっとうな本です。

社会人になったばかりの甥っ子、姪っ子に勧めようと思いました。

前書きからぐいぐい引き込まれました。
というのも彼のナマの体験やそこから生じる疑問が赤裸々に描かれていて、それが起業の原点につながっているからです。

彼は自分のご両親と大差ない経歴・職歴をもつ米国人妻のご両親の資産の比較しショックを受けたと書いています。
収入は変わらないのに義理の両親は億単位の資産を持ち、自分の両親はおそらくその10分の一程度。

また、財務省の官僚として、あるいはコンサルタントして数千億、兆単位の金を扱いながら、自分のお金の運用はまるでダメ。
5つの失敗として前半にまとめていますが、私自身も同じような経験があり、これもこの本に魅かれていった理由になります。

投資の入門書としてすごくいいのですが、自分が資産をウェルスナビにまかせるかというとそれは話が別。

この会社はなんと、投資モデルをWebサイトで公開しており、AIの運用ロジックを見ることができます。
数式がでてくるので完全に理解しているわけではありませんが、アンケートの回答で投資家のリスク許容度を分類し、あらかじめ決めてある株式と債券比率をあてはめ、リスク分散のため世界中の株・債券を投資家のポートフォリオにバランスするということをやっているのだと思います。

そういうことであれば、私の場合、すでに世界中の株や投信、インデックスファンドなどに投資しているので今更AIにやってもらうこともないな、というのが正直な感想です。

でも年間手数料が1%未満に下がったらウェルスナビにシフトさせていくのもいいかもしれないと考えています。
今の手数料1%というのが高く感じるんだよなー。
世界中のインデックスファンドの手数料がのきなみ0.5%を割り込んでいるので...

でも、若い人やこれから投資を始める人にはすすめるかもしれません。
なにせ自分で考えたりメンテナンスしたりする必要が少ないので、投資に時間を割きたくない人にとっては最適です。

それよりも気になったのは、ウェルスナビの取扱高が1000億円で日本のロボアドバイザー市場の半分を握っており、将来1兆円の取扱高を目指しているとのこと。
でも仮に2兆円になったとしても日本の個人資産高1800兆円のわずか0.1%。

つまり、ウエルスナビの前にはロボアドバイザー市場という広大なブルーオーシャンが広がっているわけです。

ロボアドバイザーで投資するよりも、IPOの時にこの会社に投資させてもらうのがいいかな、なんて考えたのでした(笑)。

 

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