プラチナの万年筆 #3776 センチュリーを愛用していますが、先日ちょっとした旅行をした際にもっと手軽に扱える万年筆が欲しいと思ったのでした。

#3776はあまたある万年筆の中でそれほど高価なものではありませんが、それでもワタクシ的に買うのに勇気の必要な価格なので、軸に使われているAB樹脂などに傷がついたら嫌で、それなりに気を使います。
日常生活で万年筆に気を使うのはいいのですが、旅先などは他に気を使わないといけないことがたくさんあります。

なので、それなりの外観でそれなりの書き味で、鞄に常時放り込んでおけ、失くしても心が痛まない万年筆が欲しいと思っていたのでした。

そんな折に吉祥寺の紀伊国屋をブラブラしていた時に見つけたのがプレジールなのでした。
プレジールという1000円万年筆のことは前から知っていて、安い割には格好いい万年筆だと思っていたのですが、どうしても許せないデザイン上の難点があったので買わなかったのでした。

それは胴回りの銀のリングの幅が広く、模様がゴテゴテしているのが妙に安っぽい気がして嫌なのでした。
（まぁ、実際1000円ですし．．．(笑)）

プレジールは赤、青などの7色のラインナップがありますが、最近、新色としてアイスホワイト、フロスティブルー、ガンメタルの3色がリリースされ、ボクの目を引いたのがこのガンメタルなのでした。

ガンメタルという今までの万年筆にない色かつ、難点だったリングが目立たないのが気に入って即買いしました。
写真だけ見ると金属削り出しみたいですが、アルミなので持つとかなり軽いです(笑)。

また、キャップの気密性に自信があるためなのか、顔料インクOK! 一年放置してもOK!という言葉が棚に並んでいるのも背中を押しました。ボクはプラチナの顔料インク、青、黒、茶のユーザーなのです。

帰宅して書いてみると、細字モデルだったのですが、若干太めの中細くらい。
フローはよくてよく書けます。細字万年筆にありがちなサリサリ感はなく紙に抵抗なくペンポイントを走らせることができます。

正直言えば、ステンレスペンなのに、金ペンで価格が10倍以上する#3776と比べて勝るとも劣らない．．．
この値段でこんな品質の商品出しちゃっていいのでしょうか？プラチナさん．．．って気になりました。

すっかりお気に入りになってしまい、アイスホワイトも揃えようかと思っています。

* Twitterで更新情報を通知しています。
* この記事は旧ブログ記事の改訂版です（2013年11月初出）