今月はリーマン・ブラザーズがサブプライムローンがもとで破綻して10周年だそうです。
リーマン破綻後、未曽有の大暴落が市場を襲いました。
いろんな投資家ブロガーが10周年を振り返っているので私も振り返ってみようと思います。
が...
あまりにもリーマンショックに関する思い出がなくてかえって驚きました。
それよりも、社会人になって初めて開いた証券口座が山一で、口座開設後1か月で経営破綻(1997年) してしまったことや、あわよくばで倒産寸前の株を購入し、やっぱり紙切れになってしまったライブドア上場廃止(2006年) のほうが鮮明に覚えています。
私は2004年からブログをやっているので、過去の振り返りは容易にできます。
2008年9月を見ると、なんと39個もの記事をアップロードしていて、そのテーマを分類すると...
- デジカメネタ。特にPENTAX K20D とRicoh GR Digital 2
- 吉祥寺のネタ。秋祭りとかひたすら撮りまくり
- 井の頭公園や駅前の路上アーティスト撮りまくり
- なぜか猫写真
この月の私の中の一番のニュースが吉祥寺ハモニカ横丁のボヤ事件で、投資やお金に関する記事はゼロ
でも、今思い返せばこういう態度がよかったと思います。リーマンのせいでかなり資産を減らしたと思うのですが、ほとんど気にしていませんでした。
忘れてた...
ぐらいな感じで、自分の口座やポートフォリオを見直すこともしませんでした。
数年たち、気がついたらリーマンショック以前より増えていました。
リーマンショックで市場が下落している間に何をしていたかというと給与引き落としの積み立てなど勝手にやってくれるものだけで、個別株の売買はおろかチャート見ることさえやっていませんでした。
プライベートは趣味のカメラ、仕事ではリーマンショックの後始末で自分の資産を見ている余裕がありませんでした。
余裕があったとしても、資産をいじくることはしなかったでしょうね。
もう、自分の能力を超えた事態になっていることはわかっていましたら、小賢しく動き回ってもどうにもならないと...
だいたい「サブプライムローン」の意味さえ理解不能だったし。
それがよかったのかもしれません。
不況の時こそ、もっと優先度の高い自分の問題に立ち向かえとの神様のお告げだったのかも。
市場の暴落は必ず起こりうるものと言われており、自分もそう思います。
ただ、リーマン後10年たったからといって悲観的になるのはどうかと思います。まるで全盛期に流行ったノストラダムスの大予言みたい。
私の2008年9月のブログを見て、たったひとつ教訓があるとしたら...
大暴落があろうとなかろうと、人生は淡々と過ぎていく
ってことだけです。
ふたたび100年に一度みたいなことがおこったら?
やはり自分は前と同じように、「忘れる」のだろうと思いました。
One thought on “リーマンショックが起こった10年前を思い出してみた”