今週も神代植物公園・秋のバラフェスタが続いています。
今回はX-T10の特性を生かした撮影方法でバラを撮ってみます。道具は前回と同じX-T10 とXF 23mm 一本勝負で、現像はベルビアです。
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X-T10の特性ってなんでしょうね?
カメラ本体うんぬんよりも、明るい単焦点をそろえた大口径レンズ群にこそ特徴があると思います。XF 23mmはF1.4からありますが、通常カメラメーカーが提供する純正レンズはだいたいF2.8 からとなります。F1.4はピントの幅が薄く扱いが難しいのですが、F2.8より大きくやわらかいボケは美しいものです。
また、明るいレンズを使ってボケを活用したいとき、課題となるのはシャッタースピードです。日中でF1.4を使おうと思ったとき、1/8000が限界のメカニカルシャッターだと露出過多になってしまいます。しかし、X-T10の場合、電子シャッターだと1/32000までとることができますので、日中でも開放で問題なく使えるのです。
さっそく作例をみてみましょう。
↓ これはf8で1/340で撮っています。フルオートで撮ると出てきそうな画です。とってもクリアにバラが写っていますが、背後がうるさいですね。
↓これはf4で1/1300で撮っています。標準ズームレンズだとf4あたりからはじまることがありますから、こんな画が撮れると思います。
↓これはf1.4でシャッタースピードはなんと1/9000です。メカニカルシャッターのみの機種だとこの画が撮ることができません。背景がうまくボケてうるささがなくなると同時に、花弁の描写はやわらかくなります。
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↓の写真はf1.4でシャッタースピードは1/20000です。X-T10など電子シャッターを装備したカメラならでは写真だと言えるでしょう。
また、話はずれますが、撮っているうちに青空が見えてきました。来週も晴れるといいな。次のテーマはバラと青空でいってみようかな。
↓ 黄色い大輪を咲かせる人気品種・天津乙女はほぼ全部つぼみでした。24日の週末には咲き始めるかもしれません。
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