連休初日は東京・日本橋で開催されていたJ-REIT フェアというイベントに参加してきました。
こういう場の情報ってほとんどはネットで得られるのだけど、始めてまだ半月。
誤解や知らないことすら知らない情報が結構ありそうなので、各社が集まるイベントって重要。
21日(金)、22日(土)の二日間にわたりJ-REIT41社がブースを開き、3か所のプレゼン会場で自社アピールするという楽しいイベントなんですが、のっけから文句を一つ。
見たいプレゼンを見るのが大変なんだなぁ。
参加者数のわりにプレゼン・スロットが少ないのが原因なんだろうけど、金曜日のみスケジュールされていて、土曜日に出番のない会社もある。そうなるとサラリーマンは無理ってことになってしまう。
なので、丸一日つぶす割には見ることのできるプレゼンが少ないという不満があるわけです。
こういうのはビデオ撮影しておいて後日Youtubeで流すとかしてほしいけど、会場に撮影設備がなかったのでそれは無理だろうな。
とはいいつつも、いろいろわかったことがたくさんあり、とても有意義でした。
この記事では自分が「!」と思ったことをメモしておきます。
また、REITに関する過去記事は↓です。こちらもご覧ください。
個人投資家数少なすぎ
朝一の特別セミナーの中で、現在J-REITに参加している個人投資家は76.9万人、という数字が出ていました。
つーことは現在の市場参加者のほとんどは機関投資家ってことなんですね。既に何銘柄か発注しているのですが、買い気配の発注数の少なさに驚いたばかりでした。
なんつー流動性の低さ…
自分が3口買ったら3段階値がうごいちゃうじゃん、みたいな大型株売買に慣れていると信じられないような状況でした。
なるほど、参加者が少ないわけですね。
この状況をどう見るか、ですが...
私はチャンスと見ますね。なんでもそうですが、一歩でも先にいたほうがいいに決まってます。
日本市場小さすぎ
世界のREIT市場の説明にあったのですが、日本のREIT市場は約11兆円。米国のなんとその10倍の112兆円。経済規模が米国の1/4なのでJ-REITは今の倍以上はいきそう。
これも将来性アリってことですね。
情報開示度の高さはピカ一!
昨年からソーシャルレンディングをやっているせいなのかもしれませんが、J-REITの情報公開はすごいですね。
感動ものです。
何から何まで見える感じ。個々の所有物件名、収益まで開示されているのはすごいと思います。
ソーシャルレンディングなんて投資先はおろか担保物件だって開示されていません。今思えばよくあんな環境でぶっこんでたなぁと思います。
東京一極集中
現在のJ-REIT物件の50%は東京です。日本で唯一今後も人口が増え続け、世界有数の域内GDPをほこっていることを考えれば妥当だと思います。ただ同時に世界有数の地震危険地帯であるのでそのリスクをどう分散するかが課題ですね。
後で参加した森ビルリートのプレゼンでは地震リスクの低い物件(PML値が低い)を取得していると説明していましたが、これは建物の損害可能性をみる数値です。日本の建物は丈夫なので物件の損壊よりもその地域の経済活動が衰えアガリ(家賃)が得られなくなることのほうが心配です。
ということはやはり、東京集中リスクを考えてポートフォリオを組まないといけないということになります。
東証REIT指数 .vs. TOPIX
いろんなプレゼンで東証REIT指数とTOPIXの比較がされていました。
例えばREITよりTOPIXのほうが儲かる的な情報がありますが、実は分配金を入れて比較すると東証REIT指数のほうが儲かります、とか。
東証REIT指数とTOPIXに相関関係がないので、両方持つとリスク&リターンのバランスがいいです、とか
自分は株でキャピタルゲインを、REITでインカムゲインを期待しているので、両方を同じ土俵で比べようとは思いませんが、純粋におもしろいな、と思いました。
↓ 今回のイベントで配っていたもっともお気に入りのグッズはこれ(笑)
PS. 不動産証券化協会、東証主催のイベントは年一回ですが、各証券会社でも同様のイベントを実施しているようです。来月日興SMBCでもやるようなので、今回聞き逃したプレゼンを聞きに行こうと思っています。