私は写真家・飯田鉄先生の街歩きワークショップに参加しています。年間4,5回、先生と街歩きをしながら写真作品作りをしています。
今年度の第一回は東京都北区のJR東十条駅&十条駅でした。
ここは漫画家・清野とおるの大ヒットマンガ「東京都北区赤羽」の舞台、JR赤羽駅から一駅の庶民的な街です。オサレな駅ビルやロータリーはありませんが、商店街が生き生きしている面白い街でした。居酒屋が多いのもいい感じです。
今回は十条、東十条周辺の街歩きで見つけた面白いものを紹介していきます。
まず、ブラタモリ的観点から地形の観察。
↓はJR東十条駅北口改札へ向かう小道です。左側の自転車通路の両側にある階段を下ると駅の改札に降りることができます。
これは何を意味しているかというと、東十条駅から山手線の鶯谷駅にいたる線路は崖の麓に沿って敷設しているということです。
東京というと平坦なイメージですが実際には起伏が激しく山手線の内側は台地となっていて、その縁のがけ下に線路が敷設されていることがわかります。
集合場所の東十条駅でまず感じたことはソレでした。
東十条駅から十条駅は徒歩10分くらいですが、途中の通りには昭和レトロな建物が結構あります。
↓ ステンドグラスが入ってます。昔はどんなお店だったのかな?
↓ 東京で2か所しかない大衆演芸場「篠原演芸場」
通りかかったら偶々、舞台が終わったところで、俳優とファンで通りがいっぱいになっていました。
↓ しばらく歩くと「ザ・国鉄」って感じのJR十条駅。
なぜここを撮影したかというと2022年までにこの駅舎は立て替えられ、ミスドの街区は高層マンションに建て替えられることが決まっており、見ることができなくなる風景だからです。
↓ 十条駅の商店街には行列ができる焼き鳥屋さんがあるのですが...
この周辺には面白通りがあるんですよ。
↓ 知る人ぞ知る「通り抜けマンション」。マンションの階段を登って下って向こうの通りへ出れます。なんでこんな造りにしたんだろう(笑)
久しぶりのワークショップでしたが、街歩きの楽しさを堪能しました。宝探しをしている気分でした。