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先日、豊島園で映画を見た帰りに腹が減ったので牛丼の松屋に入店。

吉野家にはよく行くのですが、松屋は久しぶり。

プレミアム牛丼に玉子のネギのトッピングをオーダー。
プレミアムと言いつつ普通の牛丼。
とっても美味しいのですけどね。
素人に味の違いがわからないだけなのかもしれないが、プレミアムとネーミングすることにより実質値上げをしたのだと思いました。

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しかし、まったく松屋を責める気にはなりません。
今までの安売り競争が異常だったと思います。
私は牛丼が大好きなので事業継続が可能な競争をやってほしいと思っています。

牛丼屋さんが好きなのはまず味が好きというのもありますが、私の場合、二つの出来事が牛丼屋”ラブ”に輪をかけています。

ひとつは30年くらい前の学生時代の経験です。
牛丼はバブル景気とは縁のないビンボー学生の友でした。
特に田無駅近くの松屋はよく利用していました。
カウンターに「お客様の声」葉書がおいてあり、店で気づいたことを書いて送りました。
こういうのは送ったとしても返信が来ることは稀なのでなんの期待もしていなかったのですが、なんと社長から手書きの手紙とサラダ割引券が送られてきました。
文面は感謝の言葉と提案に対する改善案が書かれていました。
この会社からは就活のときも社長から手書きの手紙が来ました。
そんな誠実な態度に接した経験から牛丼業界に対してはポジティブな印象をもっているのです。

もうひとつは牛丼という料理に対する尊敬の念です(オーバーかな?)。
若い頃に読んだ週刊誌の記事を未だに覚えています。
父親が読んでいた週間文春をパラパラとめくっていると、

「一流料理店のシェフが牛丼屋の味を再現」

という企画でした。
お盆か正月特集の記事のひとつだったと思います。
牛丼というとグルメ業界の中ではジャンクフードということもあり、下にみられているのではないかと思います。
ところがこの企画では、シェフがどうやっても牛丼屋の味を再現できないという結論でした。

というのも、皆さんも経験があると思いますが、牛肉は煮込めば煮込むほど硬く黒くなっていきます。
煮込み続けても汁を吸い軟らかいまま提供するには、高度なノウハウが必要なのです。

そんな記事を若い頃に読んだこともあり、私は牛丼というものに尊敬の念を抱いているのです。

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