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今回はキヤノンギャラリー(品川) の2つの写真展と新橋のギャラリーてんの写真展の3つをご紹介。

キヤノンギャラリーでやっている野口里佳写真展「夜の星へ」が好きで、そろそろ終わりなので見納めに行きました。
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その際、別のスペースでやっていた二つの写真展が素晴らしかった!

◆  近藤福雄写真展「佐渡万華鏡」

佐渡在住の写真家自宅から見つかった明治から戦時中にかけての貴重な写真。ガラスに焼き付けられた画像はほとんど劣化しておらず、とても美しい。この写真展が貴重なのは佐渡島という狭いエリアでのここ100年の変化が余すところなく記録されている点です。
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同じ記録写真でも東京とか大阪とか広いエリアの写真だと、あまりにも様々な被写体が写っているためにかえって印象が薄くなりがちです。

ところが佐渡島という、狭い領域で、人々の生活はおそらく都会に比べシンプルで、しかも海外からの影響が都会よりずっと少ないと想定される場所で継続的に撮影されているので、人々の生活の変化がとてもわかりやすいのです。

人々の服装が和装から洋装へ、人力車がバスに代わり、大きな病院の建物ができたりと、そのたびに人々の表情の変化が変わっていくのも面白いのです。

そしてこの写真家がすごいと思うのは、夜の花火大会の写真や水上から水泳大会を撮影したものまであります。当時のことですから、写真に対する相当な熱意がないとできないことだと思います。

◆ 日本大学芸術学部写真学科写真展

大学生の写真展はよく見るのですが、日芸の写真展はレベルの高さで群を抜いていました。各人10枚ずつくらい、テーマは身の回りのものであったり、動物であったり、スポーツであったり、星の写真であったりするのですが、どれも今までWebや雑誌で見たことのない領域に達していました。
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自分の写真と比べるのですが、どうもあれもこれもといろいろな要素を詰め込みすぎ、散漫な感じ。ところが彼らの写真は食べ物に例えるならギュッと詰まったおにぎりみたいな感じです。

ところで、写真を見ている間、ずっと受付に座っている3人の学生の視線を感じていました。
帰り際に感想を言った後、「ずっと見てたでしょ♪」と言うと少々焦りながら3人そろって「いえいえ、そんなことはありません(汗)」と言っていました(笑)。

考えてみれば、スーツを着たサリーマンに自分の写真を見られる機会ってほとんどなかったのではないかと思います。
リーマンがどんなものに興味を示すか、興味津々だったのでしょうね(笑)。

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◆ 石黒唯嗣写真展 「PRAGUE BY NIGHT」

こちらのは街歩き隊の友人、石黒さんの写真展です。プラハの夜の街並みをモノクロームで撮っています。とっても静かな印象の写真です。人々の喧騒ではなく、夜の都市の佇まいを撮っており、時間が止まった感じです。
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石黒さんは毎年、ヨーロッパの各都市をまわり夜の風景を撮っています。プラハはローマ、ベルリン、ベネツィアに続く第4弾となります。

私は過去、ローマとベルリンも見ているのですが、今回のプラハも同じヨーロッパの街だからなのかもしれませんが、同じテイストが感じられます。

ここで2月13日(土)までやっています。ぜひ遊びに行ってみてください♪

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