





この2,3日、ネットをにぎわせている、くら寿司やコンビニのいたずら投稿画像。
若者はいつの時代もバカだなーと思った。
自分もそうだったから。
私もいろんなところでバイトをしたが、暇な時のいたずらはいろいろやったと思う。
でも、30年前はせいぜい先輩や店長に怒られるのが関の山で、何年か経ってみれば「楽しかったなー」なんていい思い出化しちゃっています。
ゴミ箱から取り出した魚や口にいれたシラタキを客に出すなんてのは決して許される行為ではないけれども、今は昔と違って
「バカなことをやったことに対するコスト」
ばベラボウに上がっている気がする。
くら寿司はバイトくんを刑事・民事訴訟すると言っているし、それよりもなによりもいったんネットに流出した画像は何年にもわたってバイトくんのキャリアを傷つけつづける。
これは若いバイトくんにとっては収監されるより厳しい仕打ちだと思う。
おそらくバイトくんは情弱すぎてこんなに大きな問題になるなんて考えもしなかったに違いない。
てなことを考えながらぼーっとネットを見ていて気づいたことが二つありました。
付加価値の低い仕事はヒトがやってはいけない
回転寿司にせよ、コンビニにせよ、これらのバイトは人員の入れ替えが容易な単純作業であり、いくらその仕事をやったところでバイトくんの将来にむすびつくことはありません。
時間を売って日銭を稼ぐことができるだけ。
あまりにもつまらない仕事だという自覚があるからバカなことをしちゃうのでしょう。
将来、寿司職人になろうとしている高校生や、教員志望の大学生は寿司屋のバイトや家庭教師のバイトを真剣にやるでしょう。
その経験が将来にむすびつくからです。
ネットを見ると、付加価値の低い仕事に最低賃金をだすのではなく、もっとバイト代を上げればこういうバカないたずらは減っていくという人がいますが、それはないはずです。
付加価値が低いバイトに高いバイト料を払うのは自然ではありません。
それよりも何よりも、
そもそもこうした仕事はヒトがやってはいけない仕事じゃないか?
と思いました。
こういうことを書くと
- 職業に貴賤はない
- どんな仕事も一所懸命打ち込めば得るものがある
- 機械化したら失業者が増える
とか言うバカが出てくるものです。
でも、そろそろきちっと向き合いませんか?
道路を作るのに100人の労働者がシャベルとツルハシで工事するより一人の労働者がシャベルカーを使った方が効率がいいことを。
今回の事件でバイトくんを無駄に追い詰めるより、そもそも業務自体を機械に置き換えるなりしたほうがずっと社会に貢献するということを。
これが気づきの一点目です。
バイトを雇うリスクが経営を圧迫する
2点目の気づきは、もし自分が経営者だとしたら、ヒトを雇うリスクを痛感しているであろうことです。
毎晩、何万人もの士気の低いバイトくんを雇い、その中の一人がバイトテロするだけで翌日の株価が何十億も目減りしてしまう。
まさに悪夢...
バイトテロに遭遇した経営者は真剣に「雇わない」経営を考えているのではないでしょうか?
となるとAIを搭載したロボットで接客なり調理を代行させることを考えるのは自然な行為です。
そういう技術、製品をもった会社はどこなのか?というのがこの記事のテーマになります。
店舗の自動化・無人化を提供できる企業はどこか?
ググってみたのですが、ロボットには2種類あってひとつは「産業用ロボット」と言われるやつ。
自動車を作ったり、半導体を焼いたりするものです。
この分野は既に勝負はついており、日本のファナックと安川、スイスのABB、中国のKUKAの4社が世界市場を握っています。
それ以外の流通、サービス、ヘルスケアで使われるロボットは「サービスロボット」と呼ばれ、玉石混合でメインプレイヤーはいない状態です。
外食関係では、寿司を握るサービスロボットが実用化されており、練馬の小さな企業が世界トップだったりします。
しかし、ロボットが導入されているのはほんのわずかな分野だけであり、カラアゲをあげたり、シラタキを客に提供できるようなロボットはまだありません。
今回の事件で外食関係のサービスロボットのニーズは間違いなく高まっているはずです。
将来どの会社の株が上昇するのかまだ見極めはつきませんが、研究対象としては面白そうです。
今のうちに仕込んでおけば10年後にニンマリできるかもしれませんね♪





