先日、会社の写真クラブの仲間と夜の工場を撮影してきました。
最近、「工場萌え」という言葉とともに工業地帯の夜景写真がブームになっています。
そんなこともあり、みんなで挑戦してみたのでした。私は初めての挑戦だったのですが、まぁ、まぁ、思った通りできました。
今回の記事では「工場萌え」撮影で必要な機材、設定、撮影法の3つを解説します。
まず、「工場萌え」に必要な機材は次の3つです。
① カメラ
これはあたりまえ。今回はX-T10に35㎜一本勝負で撮りましたが、望遠ズームがあるとより楽しめます。35㎜だとどうしても工場全景になりますが、望遠だとライティングされた工場の一部を切り取ることができて、かっこいいんです。
② 三脚
これ必須。極端な話、カメラはコンデジでもOKですが、三脚だけはいいものをそろえましょう。前後、左右あおれる2軸式のものがいいでしょう。
③ リモートレリーズ
あったほうがいいです。なければセルフタイマーで間に合わせます。要はシャッターボタンを直接押さずにレリーズできることが重要なんです。押した瞬間、必ずブレますから。
さて、次はカメラの設定と撮影方法です。
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事前のカメラ設定なのですが、現地入りする前にメニュー画面からやっておきましょう。現地にはいってからだとオタオタしてしまい、失敗のもとです。
カメラ設定は次の4つです。
① 長秒時ノイズ低減 — ON
長時間露光するとどうしてもノイズが多くなってしまうので、それを抑止するオプションです。デフォルトでONのはずですが念のため、確認しておきましょう。
② ブレ防止モード—OFF
ブレ防止機能はほとんどのメーカー、機種で三脚使用時OFFが推奨です。
③ ISO感度
最低感度の200にしておきました。これはノイズを削減し、長時間露光させるためです。
④ 絞り
絞りはF8からF16に設定し、ほとんどがF11でした。人によって意見が違うのですが、これくらい絞り込んだほうが光芒が星印に写り印象的になります。
さてここまでできたら、カメラを三脚に装着し被写体に向けます。風で三脚がぶれないかよく確認しましょう。
実際の撮影なのですが、拍子抜けするほど簡単でした。
フォーカスはAF、シャッタースピードもAEで自動設定でした。バルブでカウントしながらやらないとダメかな、と思っていたのですが、全然平気でした。
リモートレリーズからレリーズするとだいたいシャッタスピードは15秒から30秒くらいでした。露光した後、ノイズ低減機能が働き、それが終わるとできあがりです。
私はRAWで撮り、鮮やかに仕上げるためにVelviaで現像しました。