先日、千住の柳原を撮りに行ったとき、面白い現象が発生しました。
ありゃりゃりゃりゃ...
思いきり緑にかぶっていました。
今回はこれをなんとかしてみます♪
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何とかする前に、これはどんな現象なのか説明します。
私たちが見る風景にはいろんな光源が発生する光に照らされています。光には色がついていますが、通常、私たちの目はそれを意識することはありません。なぜなら私たちの脳は高度な補正処理をおこなっており、光の色(正しくは色温度)を中和して認識するからです。
白い紙を曇った日に外へ出せば青い光が、ろうそくの下では赤いい光が紙を照らします。しかし、脳の補正機能で私たちはほとんどの場合、どんな光の色であろうと白い紙を白く認識します。
この脳の補正機能に相当するのが、デジタルカメラの場合はオートホワイトバランス(AWB)設定です。この機能のおかげで白い紙が白く写るよう、自動的にフィルターをかけて補正してくれます。
が、ときどきAWBは仕組みは間違った補正をしちゃいます。複数の光源が一画面にあったりすると間違う可能性が高くなるようです。そうなった場合はRAW現像の際に手動で補正してあげる必要があります。
今回のショットを最初に見たとき、なんじゃこれーと絶句。ここまで被ってしまうことはめったにありません♪
↓RAW現像ソフト、レタッチソフトにはホワイトバランスを補正するためのパラメータセットが用意され、たいていの場合、何かを選ぶとうまい具合に補正されます。
(今回のRAW現像ソフトは富士フイルムのRAW FILE CONVERTER EX 2.0 powered by SILKYPIXを利用)
ですが、今回はプリセットされたパラメータセットではだめでした。こんな時は...
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昔、DPE店で働いてた時期があり、色補正はよくやってました。カラープリントの自動補正って全体的に色の偏りを無くそうとするばかりなので、深緑バックの人物の顔がよくマゼンタになってました。
パソコン使うようになってからはフォトショで自分の写真を色補正したりしてましたが、パラメータセットとかよく分からなくて、ひたすらアナログに補正を加えてました。
そうするうちにモニターの色とか気になるようになって、結局どこが正解か分からなくなるという、ドツボにハマってしまいました。
基本はやはりグレーをちゃんと出す事なんですが、なんとなく黄色っぽい方が自然かなとか、好みかなとか。やり始めるとキリがないんですよね。(笑)
ときに夜の柳原の写真、人工物しか写っていないところと、どこか色褪せたような感じが夜の静寂を演出していて、まるで真夜中の街のような、異界のような雰囲気が漂っててとても印象的ですね。
うなぎさん、訪問ありがとうございます。
面白いでしょ。この町。レトロなんですけど、人通りも結構多くて、北千住駅にも近いし、暮らしてみるといい感じかもしれません。
それと、色合わせは気にすると沼にはまりますねぇー。
画像データそのものの色、モニターのもつ色、プリントの色、どれが正しいのはわからなくなっちゃうので、あまり拘るのはやめています。