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20代の後半から十数年にわたって毎日一箱吸ってきましたが、2年前に止めました。

それ以前、なんどか禁煙しましたが、最長で1ヶ月で打ち切り。
同僚から禁煙が趣味なんて言われた私がどうやって禁煙に成功したかを書きます。

まずはなぜ、禁煙したかです。

3つの理由

ひとつは煙草の値段が一箱400円を超えてしまい、財布への影響が大きくなったことです。
400円と言えば吉野家の牛丼を食べてもおつりがきます。
煙草ごときに一食分以上のお金をかけていいのかって考えました。

ふたつめは煙草を吸う場所が日に日に少なくなり、吸える場所を探すのがとても大変で、その時間が無駄になるからでした。
以前は勤務先のビルの各フロアに喫煙室がありましたが、今は高層ビルに1箇所だけです。
中庭に喫煙所がありますが、だんだん面積が縮小されて、ついには柵が設けられ、喫煙者は檻の中でギュウギュウ詰めにされたケモノのようです(涙)。
ケモノ扱いされてまで吸おうと思わなくなりました。

みっつめはニオイで、特に奥さんに何度も何度も何度も何度も言われるのでついに根負けしました。
私にとって煙草のニオイは自分の父親のニオイであり、男のニオイの象徴でした。
子供の頃、玄関で仕事帰りの父親に抱きつくと首筋あたりに汗と脂とタバコのニオイがしました。
それは今で言う加齢臭+タバコ臭なんでしょうけど、私にとっては懐かしい男のニオイであり、嫌な気は全然しません。
昔は父親だけでなく、男はみんなそんなニオイがしましたし、駅や職員室でさえそんなニオイがしました。
体に悪いなど合理的な理由があり、そういう環境がなくなっていったのはわかりますが、TVコマーシャルで脱毛や無臭を強調するのを見ていると男はまるで愛玩犬みたい、と思ってしまいます。
それはそうとして、最初に書いたとおり、奥さんのプレッシャーがあまりにも強かったので止めることにしたのでした。

禁煙外来へ行ってみた

お医者さんへ行ったのは同僚が禁煙外来で禁煙に成功していたからでした。
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お医者さんへ行くと初日に禁煙薬を処方されました。
それが面白いことに1週間はタバコを吸ってもいいよ、というのです。
今日からやめてください、と言われると思っていたのでびっくりでした。

服用3日目で吸いたくなくなった

不思議でした。
薬を飲み始めて3日目で、やせ我慢でなく自然と吸いたくなくなってしまいました。
副作用もほとんどありませんでした。
何度か妙な夢を見たことがありますが、薬のせいなのかはわかりませんでした。

そのあと2週間に一度、2ヶ月通院するのですが、あまりにも劇的に禁煙できてしまったのでびっくりでした。
通院するたびに肺の中の二酸化炭素含有量を測るのですが、検査するたびに改善されるのが励みになりました。

飲み会で吸っても...

根性で禁煙しても、ふたたび喫煙にもどってしまうキッカケは飲み会であることが多いのです。
会話の途切れたときなどに手持ちぶたさになり、一本でも手をだすとなし崩しに吸い始めてしまうのです。

あまりにも禁煙がウマく行き過ぎたので、一本吸ったらどうなるんだろうと思い、居酒屋で喫煙する同僚からもらって試してみました。
すると、単にタバコの煙の味がするだけで、もう一本欲しいと思わないのでした。
不思議だ....
自分は完全なニコチン中毒だと思っていたのですが、本当にそうだったのでしょうか?
中毒なんて大袈裟なものではなく、喫煙は単なる生活習慣で、今は私の「習慣」スコープからタバコが消えてしまっている状態なので欲しいと思わないのかもしれません。

まとめ

どうしてもやめたい人は、何も考えずにお医者さんへ行くことをおすすめします。
これは努力しちゃいけないと思います。
私のようにウマくいく保障はできませんけど、治療費用は毎日一箱 x 2ヶ月と変わりありませんでした。
つまり失敗したとしても金銭的リスクはありません。
ぜひトライしてみてください。

* Twitterで更新情報を通知しています。
* 2013年9月15日初出

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