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この本、すごくいいですよ。

一見、世間をなめたことを書いているように見えますが、すごく深いです。あたりまえですが、多くの人たちは能力も影響力もごくふつうです。そうした人たち向けに知恵を提供する本って実は少ないのじゃないかと思いました。超一流や一流になるための知恵を提供する本がすごく多いですが。
もちろんそんなモノを読んだところで超一流になることなんてできやしませんが。

この人のKindle本を読んだきっかけは10/22の朝日新聞朝刊「耕論 もの申す私たち」というオピニオン欄で

自分の意見を言って爆笑を取るより、ディレクターの指示に従ってスベる方を選びますね

などと、欄の趣旨とは180度違うことを堂々を書いていて、面白いことをいう人だなぁ、と思ったのがきっかけ。

この人がお笑いコンビ「ドランクドラゴン」の人だとは知りませんでした。塚地さんは知っていたけれども...

言っていいのは、周囲は「なるほど」って耳を傾けてくれて、失敗した時に自分でケツ拭ける人。でもそんな人ってほんのわずか、一握りでしょ。世の中のほとんどの人に異論を述べる資格なんてないんです。

この文だけ切り出すと、ダメダメなクズな理屈のように見えますが、自分の立場や影響力を考えずに正論を振りかざすと余計な軋轢を生むだけですよ、という凄くまっとうな事を言っています。

クズころがし

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(2015/10/23 02:56時点)

この記事のタイトルに二流、三流と入れていますが、バカにしているのではなく、真面目に働いて生活している世の中の99.99%くらいの人を指しています。もちろん私も二流、三流以下の人間です。
一流がプロ野球選手やビジネスの世界なら大手企業の社長、超一流がプロ野球でもイチローや松井クラス、ビジネスなら伝説の経営者と言われた松下幸之助クラスと考えたら大部分の人が二流、三流と考えても差し支えないでしょう。

多くの人たちは夢をもち超一流を目指しますが、ほとんどの人たちは夢破れて去っていきます。そのときに必要なのは二流、三流として生きるための現実的なガイドだと思うのですが、まさにこの本がピッタリです。

Amazonで「超一流」というキーワードで検索すると2420件、「二流」というキーワードだと十分の一以下の177件しか検索されません。なんか需要と共有がミスマッチしている感じ。

もし、仕事や夢を追うのに疲れまくっている、一生懸命努力したのに夢を実現できなかったという悩みがあるのなら、手にとる価値のある本ですよ。

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