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文具おやぢを名乗ってから、はや5年。

その前までは文房具を自分で買ったことすらありませんでした。販促品ボールペンをもらって使うぐらい。もともとデジタルが大好きで、二十数年前、社会人になったばかりのとき、オレンジ色のフォントを表示させる巨大なラップトップJ-3100を会議室に持ち込み議事録をとっていました。

紙にしろ写真にしろ全部デジタル化され質量ゼロになってしまえばいい!

とすら思っていました。

それが、今は写真はどんどん紙にプリントし、万年筆の書き味がどーだこーだ言って完全なアナログ返りしています(笑)。




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私の仕事でお付き合いしているお客さんは大企業のホワイトカラーが多く、比較的コンサバなカルチャーを持っている人がほとんどです。お客さんの会議室でアロハシャツを着ている人とか、モヒカンの人とか見たことがありません(笑)。

お客さんのもっている文具を見てもキャンパスノートに販促ボールペン、もしくはジェットストリーム。エグゼクティブになるとモンブランの黒いボールペンやモレスキンを見かけるくらいで、ほとんどの人が文具に関心を持っていないと感じていました。

ところが数年前から30-40代の人を中心に時々、Zequenzやロールバーンを使っている人を見るようになりました。

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そして先週、2社まわって会議をしたのですが、会議の内容そっちのけで、参加者の文具へのこだわりを強く感じてしまいました。だんだん「文具おやぢ」現象が広がっているのかもしれません。

最初の1社では、AさんがペリカンのM600万年筆にニーモシネのA5横型方眼ノート、Bさんはパーカーのボールペンに黒いトラベラーズノート。

次の会社では、Cさんはブルーのトラベラーズノート、Dさんはなんと、なんとオレンジの手作りトラベラーズノートにグリーンのLamy Safari。うーん、おしゃれだ。

世の中、デジタル化が進みすぎ、その反動でアナログ化が進んでいるのかもしれません。人が考えたり記憶したりするとき、肌感覚って結構重要で、そこだけはデジタル情報は保持することができません。無意識のうちに人はノートやペンで肌感覚を取り戻そうとしているのかもしれませんね。

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