文具おやぢ・プラチナのクラシックインク「シトラス・ブラック」をモレスキンのノートに使ってみた

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先月、プラチナ万年筆から面白いインクが登場しました。

クラシックインクシリーズの六色です。今回はその中の一色「シトラスブラック」を試してみました。このインクは染料インクの一種ですが、二つの特徴があります。それは書いているそばから色が少しずつ変わっていく点と、染料インクの弱点である耐水、耐光性を克服している点です。

といってもなんのことやらわからないと思いますので、まずは染料インクと顔料インクの違いからご説明します。

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まず、世の中の出回っている万年筆用インクの95%は「染料インク」と呼ばれているものです。このインクの特徴は色が鮮やかでバラエティに富んでいることです。また、ユーザーにとっては使いやすくメンテしやすいという特徴があります。染料インクは水に溶けるので長期間万年筆を利用せずペン先が乾いて固まってしまっても水に浸せば元通りになります。

反面、耐水性、耐光性が顔料インクほど高くなく徐々に退色がすすみます。

一方、顔料インクの方は水に溶けず扱いが染料インクに比べて難しい面がありますが、耐水性、耐光性が高く長期保存が前提の公文書などによく使われます。

顔料インクを入れた万年筆のペン先をドライアップさせてしまうと修理がききません。インクが固まってしまうと溶解が困難なためです。

と、染料、顔料とも特徴があるのですが、下のように例えて覚えるといいと思います。

染料インク  = 水彩絵具

顔料インク = 油絵具

 

さて、今回のクラシックインクは染料インクでありながら長期間の保存に耐えうる特徴を持っています。

このインクには色を出すための染料だけでなく、鉄分が含まれています。この鉄分は空気に触れると酸化して黒くなります。染料は徐々に退色していきますが、反対に鉄分は黒くなっていくことで文字の長期保存が可能なのです。

さて、こんな基礎知識を得た後で実際にプラチナのシトラスブラックをみてみませう!

レトロなパッケージ。インク瓶は飲むと苦そうな薬みたい。

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さっそく書いてみると...

正直言って、書きづらい。色が薄くて書きながらペン先の字を確認するのが難しいためです。

ところが、書いてるそばから...

少しずつ黒っぽく字が浮かび上がり読みやすくなってきます。

昔、おもちゃに売っていた子供向けスパイセットみたい。書いたときには見えないけど、こすると見えるようになるペンみたいなやつです。

うーん、おもしろいっ!

インクを眺めているうちに、ふつうのノートだけでなく、モレスキンにも使えるんじゃないかと思い始めました。

なぜ、こんなことを考えたかというと、モレスキンノートは価格の割に紙質が高くなく、万年筆を使うと裏面に色がぬけてしまう欠点があります。インクのブランドを変えてみたり顔料インクを使ってみたりしましたが、いずれも駄目でした。そのうちモレスキンもあまり使わなくなってしまいました。

色が薄くて表面に残った鉄分が黒ずむことで文字が表現されるクラシックインクはモレスキンでも使えそうな気がしたのです。

それで早速試してみました。ついでに持っていた他のインクも試してみました。モレスキンは以前ご紹介したウィークリースケジュールのラージサイズです。

上の二行が今回のシトラスブラックです。

ほいで、裏返してみると...

あれれ、ほとんどのインクで抜けてないですね。紙質が向上したのかな。ただし、「抜けて」ないけど、「透けて」いるインクは多いですね。

それでわれらがシトラスブラックなのですが、抜けてないし透けてもいません。なかなか優秀ですね。モレスキンにも積極的に使っていこうと思いました。

この記事を書いた後に、クラッシックインク「セピアブラック」も注文したのでレビューをお楽しみに!

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