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万年筆をよく使うので、カートリッジインクではなく、コスパのいいボトルインクを使っています。

そのボトルインクでちょっとした事件がおこりました。

 

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パイロット 万年筆インキ iroshizuku 色彩雫 50ml 紺碧 INK-50-KO
価格:1458円(税込、送料別) (2018/1/5時点)

 

使っているボトルインクは2シリーズでパイロットの色彩雫シリーズとプラチナの顔料インクシリーズです。
いずれも国産品です。

色彩雫シリーズは日本的な色彩感覚が素敵です。茶色の土筆、緑色の竹林、青色の紺碧、紫色の山葡萄を使っています。
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並べてみると紺碧の利用が多いですね。
このシリーズのインクは染料インクと言われ万年筆で使われるインクとしてはごく一般的なものです。

染料インクは色鮮やかで、取り扱いが楽な反面、耐水性、耐光性が弱く時間が経つと薄くなることがあります。
なので私は色を楽しんで書きたいとき、リラックスしたいときに使います。

一方のプラチナ顔料インクは、染料インクと反対の性格をもちます。乾くと水で洗い流せないので取り扱いがやや面倒です。
ただし、経年変化に強く色が落ちないため、昔から法文書などに使われてきました。
私は仕事で使ったり、長く保存する文書のためにこのインクを使っています。
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染料インクと顔料インクの違いは、水彩絵具と油絵具の違いによく似ています。

前置きが長くなりましたが、問題が発生したのはこの顔料インクです。
以前から黒のカーボン、茶色のブランセピア、ブルーのピグメントブルーを使っています。
ピグメントブルーは2年前から使っているのですが、今年の春くらいから色が薄くなり始めました。
万年筆に充填する前にボトルを振ってみるなどしてだましだまし使っていたのですが....

ボトルを光にかざすと....
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なーんと上澄みと色が分離しています!

顔料インクの粒子は染料インクの粒子にくらべて100倍以上の大きさがあると聞いたことがあります。
なので、経年変化で色粒子が沈殿しやすいのでしょう。

記事名にもいれましたが、ボトルインクはナマモノなので、開けたらとっとと使えと言うことなんでしょうね。

それともしかして、注射器で上澄みを取り出して捨てて、残りを万年筆に充填したらメチャ濃いブルーインクになるのでしょうか?

ためしてみたくなりました(笑)

 

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